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放送禁止歌 (知恵の森文庫)
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| 商品カテゴリ: | アート,建築,デザイン
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| セールスランク: | 50744 位
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| 参考価格: | ¥ 680 (消費税込)
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補足を…
すでに優れたレビューが数多くありますが補足を一つ。
◆「赤い鳥」て何?
◆「竹田の子守唄」て何?
という方は一度、インターネットで「竹田の子守唄」を検索してみて下さい。「ヤフー!」なら上から二つ目にある「封印された竹田の子守唄(曲を聞けるようにしました)」をクリック。
すぐに「赤い鳥」の「竹田の子守唄」が聞こえてきます。しっとりとした名曲です。これがなぜ放送禁止歌? 戦前・戦中のことは知りませんが、「放送禁止歌」は今も昔もありません。また、現在では「要注意歌謡曲」もありません。しかし、実質上の「放送禁止歌」は現在もあるといえるでしょう。
森山良子の「竹田の子守唄」を聞いてみて下さい。「赤い鳥」の「竹田の子守唄」と異なるところがあります。歌詞を少し、ほんの少し変えるだけで、まったく異なる歌になるのです。なお、チェリッシュのは「赤い鳥」と同じ歌詞。これも名曲。
本書を読まれた方には『竹田の子守唄』(藤田正著、解放出版社)を併せてお薦めしたい。付録のCDには「竹田の子守唄」の元歌も収録されていて貴重です。出版社名から、どういう本であるかは推測できると思います。
世の中の「気持ち悪さ」に気づかせてくれます
岡林信康『手紙』、赤い鳥『竹田の子守唄』、泉谷しげる『戦争小唄』、高田渡『自衛隊に入ろう』などの往年の名フォークソングが、なぜ、ある一時期、日本のメディアから姿を消していたかを読み解いた一冊。
森達也制作の同名のドキュメンタリー番組に感銘を受けたデーブ・スペクターが監修を買って出た、というのも面白い。
この取材を通じて、森は、「放送禁止歌」は、民放連が規制を強制したわけではなく、視聴者や関連団体からの反発を恐れたメディア側が、自主規制を始めたことから生まれた、という事実にたどりつく。
それは、基準も曖昧なまま、各メディアに脈々と受け継がれていったのだ。そして、部落差別や在日朝鮮人差別、貧困など、もっと知られるべき様々な問題が陰を潜め、私たちはキレイゴトの中に生きるようになったのだ。この本は、そんな世の中の「気持ちの悪さ」にちゃんと気づかせてくれる。
知恵の森文庫としても刊行されていますが、こちらは、内澤旬子さんの美しい装画も見所あり。オススメです。
自分の頭で考える事の大切さ
今まで漠然と危険なイメージを持っていた放送禁止歌は、実は受け手が勝手な解釈で肥大化させ、根拠の無いままさも怪談や都市伝説のように一人歩きしたのちに、勝手に規制された存在だった。森氏の著書すべてにいえる事だが、受け売りの情報を自分で消化せず、鵜呑みにしてしまう事の怖さが書いてある。
規制をしているのは『私』?
表現することは、自分をさらすこと。自分のアタマで考えなくなると、伝聞に伝聞をかさね、結局は真相が藪の中になる。闇は恐怖を呼び、疑心暗鬼をもよおす。自分のアタマで物を考えることの大切さを再認識させてくれる好著である。
いわゆる、「放送禁止歌」の背景など
一言でいえば、いわゆる、「放送禁止歌」(厳密には、「要注意歌謡曲」)の背景、日米比較、放送禁止歌の一曲「竹田の子守唄」についての取材、についてまとめたものである。
解放出版社の本だったからか、最後には部落差別の問題になっているところは評価が分かれるだろう(「放送禁止歌」のうち、なぜ「竹田の子守唄」など、部落がらみのことだけが詳しいのだろう、という疑問は私は正当だと思う)。しかし、メディアの自主規制により傷ついた人がいること(アーティストや被差別部落の方など)に対する配慮、日本のメディアの志のなさの追及(アメリカの放送禁止歌は表現の自由を守るためのものらしいのに対し、日本のそれは単にクレームが怖いだけだったりする)、歌の意味など、いろいろなことが考えられるいい本なので、星5つとする。
知恵の森
「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫) 職業欄はエスパー (角川文庫) 世界が完全に思考停止する前に (角川文庫) 竹田の子守唄―名曲に隠された真実 放送禁止映像大全
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